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【施工事例】くつろぎとおもてなしの空間-建築編-

山本 洋平

キッチンディレクター 山本 洋平

キッチンを中心とした明るい空間作り

昨年キッチン・造作家具を含むフルリノーべション工事をさせていただいたK様邸。
キッチン編造作家具編のTOPICSをあげましたが、最終回は建築編です。
どのような間取りの変更を行なったか、部材はどう選んだの?などご紹介します!

キッチンを中心とした明るい空間作り

工事前の内部色はミディアム色の床と建具で重厚な印象でした。
明るく開放的にされたいというご希望でしたので、床・建具・巾木など、大きな面積を占める部材はキッチンの扉に合う明るい色をご提案しました。

 

床は、おだやかな木目が特徴的なオーク。
ドライベージュ色を採用し柔らかく優しい印象になりました。

内部建具は、2パネルの框扉のホワイト。
框扉とは上下左右4辺の枠組み(框)の中に板を差し込んだクラシックなデザインです。
海外生活が長い奥様は框扉がお好みでした。
数ある建具メーカーからいちばん優しい印象の框扉を選定。ドアノブはゴールド色にし、
キッチンと統一感を出しています。

チェストを綺麗に見せる壁

お手持ちのすてきなチェストがあり、飾るのに一番良さそうな場所は梁で凸凹のある場所でした。
チェストを綺麗に見せるため壁を延ばして空間と余白を確保。
延ばした壁には収納を設けることができ、一石二鳥の空間となりました。

お子様の成長に合わせたドア位置

工事前のTVスペースは2つの部屋に入るドアに挟まれ、左右からの出入りが多いスペースでした。
部屋の1つはお子様の部屋でしたが、大学生になり家を出られるタイミングでしたので、
ドア位置をリビングから廊下に移動。
ドアが1つになりTVスペースを十分に確保することができました。
また、来客時のお泊まり部屋としても利用される子供部屋はリビングを通らず水廻りに行きやすくなりました。
お子様が小さい頃はリビングアクセスのドアは顔を合わせられるのでお勧めですが、
成長に合わせてドア位置を変更できるのもリノベーションならではタイミングです。

シンボリックな照明・アクセサリー

FUTAGAMIさんの商品はIMPLEMENTShimonyaでも企画展を開催しました。
手作業で丁寧に仕上げられている照明は吊るすと温かみを増し、さらに素敵な空間となりました。
他の照明はダウンライト・間接照明のみとし、ペンダントライトを目立たせてメリハリを作りました。

フック、タオル掛けなどのアクセサリーもFUTAGAMIさんのものをセレクト。
空間のアクセントになります。

ライトコントロールでお好みの光に

LDKの照明スイッチはライトコントロールを採用しました。
ライトコントロールとは、記憶させたさまざまな照明シーンをボタンひとつで簡単に呼び出すことができるコントローラです。
ご夫婦は海外生活も長く、暗めの照明でくつろぐ時間もお好みでしたので、照明を全灯つけるシーンと、お酒を飲んだり、映画鑑賞など暗めでゆったり過ごせるシーンなど、ボタンひとつで分けられるようにしました。

照明の色は用途に合わせて

リビングや間接照明などリラックスさせる空間には、オレンジがかった温かみのある色の照明を選んでいます。一方で洗面のミラーは白っぽい色にしています。
ミラーはお化粧や毎日の健康チェックで肌色がわかりやすいように、用途に合わせて照明の色を変えています。

既存の建具もリニューアル

新規で入れ替えした部材も多いですが、状態のよい収納扉と建具の枠はダイノックシートを貼り、新規建具の色に合わせリニューアルしました。
ダイノックシートとは、マンション・ホテルのエレベーターや建具に使われるほど強度が高い、装飾シートで、デザインも豊富です。
既存建具のデザインによって施工可能か分かれますが、 今回はシンプルなデザインでしたので施工できました。 取っ手はキッチンと同じゴールドの金物に変えています。

長年温めてこられたリフォームのイメージをたくさんお持ちだったK様ご夫婦。たくさん悩んでいただきながらも、私たちにお任せいただける箇所も多く、大変楽しく打ち合わせさせてもらいました。

今回のようにIMPLEMENTSではキッチン工事や造作工事に絡むリノベーション工事も承っております。 お気軽にお問い合わせください。

キッチン編、造作家具編のTOPICSも合わせてご覧ください!

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